旧清明文庫の整備と一般公開について

鳳凰閣(旧清明文庫)

大田区は国の登録文化財である旧清明文庫(大田区南千束二丁目3番1号)を「勝海舟記念館(仮称)」として整備するため,4,075万円の新年度予算案(平成27年度)を提出しました。

目次

旧清明文庫について

旧清明文庫は洗足池の東岸付近に位置し,昭和初期に財団法人清明会(以下,清明会)が文庫兼講堂として設けた建築物です。洗足池は勝海舟が別邸(洗足軒)を営み,晩年を過ごした地として知られています。
勝海舟の死後,清明会は勝家より「洗足軒」に隣接する土地の寄贈を受け,勝海舟の思想を後世の人々に伝えるべく「清明文庫」を建設しました。その後,清明文庫は出版社の所有を経て,昭和51年(1976)には教師養成センターの使用にともない「鳳凰閣」と改称されます。

大田区では,この鳳凰閣(旧清明文庫)を,日本で始めてとなる勝海舟の記念館として整備していく計画を立てています。大田区北西部(調布地区)には文化施設が少ないため,新たな名所として期待が持たれています。

また,大田図書館では,まちあるきイベント「洗足池周辺史跡を巡る。」が,平成27年3月14日(土)と15日(日)の2日間計画されています。このイベントでは旧清明文庫の一般公開も予定されており,普段見ることができない旧清明文庫の内部を閲覧できるまたとない機会です。

日時

  1. 平成27年3月14日(土) 13:45~15:45
  2. 平成27年3月15日(日) 09:45~11:45

集合場所

  • 洗足池図書館前

定員

  • 先着30名

お申込み

  • 平成27年3月5・6・9~12日(10:00~17:00)に「旧清明文庫イベント事務局」へ電話

お問い合わせ

※ 申込み先/問い合わせ先などの詳細は,大田区報 平成27年3月1日号(No.1408)をご参照ください。


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この記事を書いた人

1969年,東京生まれ。ライター。写真家。美術家。masART STUDIO主宰。東京の郊外を拠点に活動。Webメディアで執筆の傍ら,人工構造物をモチーフとしたフォトモンタージュ作品を制作する。目標は,ダイエットと,ITリテラシーを高めること。

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