令和6年(2024年)6月29日(土)午後4時より,雪ヶ谷八幡神社にて大祓神事(年越大祓祭)が執り行われます。
大祓とは
大祓とは日頃の生活の中で,知らぬ間に接し生じた心身の罪や穢れを「形代」に移しこれを祓う神事で,清浄で明るい生活が営めるように願いをこめて6月と12月に行われます。6月の大祓は古来より「夏越祓(なごしはらえ)」「夏祓(なつはらえ)」と呼ばれ,雪ヶ谷八幡神社では6月29日の夕刻に執り行われています。
「祓い」の習俗の起源は古く『イザナギの尊がアハギ原で禊ぎを祓った』という神話にも表れています。
茅の輪
神代の昔,素盞鳴尊(すさのおのみこと)様が大勢の神々と共に,日本の国土に住まいする人達の平和と産業の発展の為に諸国を視察して廻っている際に,ある貧しい一軒の家で(蘇民将来(そみんしょうらい)と云う人)一夜の暖い待遇を受けられた事を大変感謝され,「もし世の中に悪い病気がはやり出したら『チカヤ』をもって輪を作り腰にかければ,必ず一切の悪疫から免れる事が出来る」とお教へになられた。此の故事に習って茅の輪の信仰が広まり,現在は茅の輪をくぐる事によって,悪疫を免れ,種々の罪穢が清められると言われています。
雪ヶ谷八幡神社/Webサイトより
茅の輪のくぐり方
「祓へ給へ(はらえたまえ)」
「清め給へ(きよめたまえ)」
「守り給へ(まもりたまえ)」
「幸へ給へ(さきわえたまえ)」
と唱えながらまず,茅の輪の前に立ち一礼してくぐります。
左に廻って再び茅の輪の前に立ち一礼してくぐります。
右に廻って再び茅の輪の前に立ち一礼してくぐります。
左に廻って再び茅の輪の前に立ち一礼してくぐり,ご神前に進みお参りします。
形代の仕方
人形代
袋から1人1枚ずつ「人形代」を取り出し,以下の手順で心身の罪穢を移します。
- 氏名・生年月日を記入します。
- 身体を撫でます。
- 息を三度吹きかけます。
罪穢を移し終えたら再び袋に収め,雪ヶ谷八幡神社に納めてください。
車形代
同様に袋から「車形代」を取り出し,車名・登録番号を記入して,車を撫でてください。
初穂料
- 人形代初穂料(1袋1世帯):1,000円
- 車形代初穂料(1車両):1,000円
大祓神事
夏越大祓祭
令和6年6月29日(土)16時祭典
- 本殿祭典は役員のみとなります。
茅の輪くぐり
6月下旬から7月上旬
雪ヶ谷八幡神社
- 大田区東雪谷二丁目25番1号